Webアプリ開発の一連の流れを学び、自社で運用できるように ─ Webアプリ開発・保守人材育成事例 ディアスタッフ株式会社

― 社内にIT担当がいないことが、プロダクト開発の壁になっていた

ディアスタッフ株式会社は、人材派遣・人材紹介事業を軸に、多様なキャリア支援を行ってきた企業である。

一方で、これまで 社内にIT分野を専門で担う部署は存在せず、過去には受託開発によりシステムやプロダクトを外部に依頼した経験もあった。

しかしその際、

  • 開発の意図が十分に伝わらない
  • 仕様変更や修正のたびにコストが発生する
  • 納品後の保守・運用がブラックボックス化する

といった課題に直面した。

「作ること」自体はできても、作ったあとにどう運用し、改善していくのかが社内で分からない。

この状態が、次のプロダクト開発に踏み出せない大きな要因になっていた。

― 新たなプロダクト構想と、避けられなかった不安

今回、ディアスタッフでは新たに進めたいプロダクト構想があった。しかし過去の経験から、次の点が大きな懸念となっていた。

初期の開発コストだけでなく、

  • ローンチ後も継続して発生する保守・運用コスト
  • 外注に依存し続けることで、社内にノウハウが一切残らないリスク

「また外注に丸投げしてしまってよいのか」

「自分たちでプロダクトを理解できないままでよいのか」

そうした問いから、

“内製できる人材を育てる”という選択肢が検討されるようになったと眞野CEOは語る。

― 解決策として選んだのは、IT人材を「社内で育てる」こと

そこでディアスタッフが選んだのが、Hatch ITが提供するAI学習サービス「CodeNest」を活用した人材育成だった。

目指したのは、いきなりフルスクラッチで開発できるエンジニアを育てることではなくプロダクトの構成を理解し、軽微な改修や運用を自社で判断・対応できる人材を育てること。

この目的のもと、社内スタッフがCodeNestで学習を開始した。

― 取り組みの内容

本プロジェクトでは、次のような流れで学習と実践を進めた。

1. CodeNestによる基礎学習

Webの基礎、HTML・CSS、JavaScript・TypeScriptなど、Webアプリケーションの土台となる知識を習得。AIチューターが理解度に応じて学習を調整し、未経験でも無理なく学習を継続できる環境を整えた。

2. フレームワークを用いたアプリ開発学習

React や Next.jsといったWebアプリフレームワークを使い、「画面を作る」「データを扱う」「アプリとして動かす」という一連の流れを学習。

3. 実プロジェクトでの改修・運用経験

プロダクトのローンチ後、Hatch ITのサポートを受けながら約2ヶ月間、実際のプロジェクト改修業務を担当。

実務に近い形でコードに触れることで、プロダクトへの理解と実践的なスキルを身につけていった。

―CodeNestによる学習の効果とコメント

【学習情報】―モデルケース

総学習平均時間:96.3時間

平均学習時間:2時間

メンタリング頻度:週1回

学習期間:3ヶ月

学習コース:【インターネット・Web】【はじめてのターミナル操作】【HTML】【CSS】【Tailwind CSS】【JavaScript入門】【TypeScript入門】【React入門】【Next.js入門】

学習前 – 学生時代にCOBOLでのプログラミング経験があり、HTML/CSSについてもホームページ作成の基礎的な理解がある状態。ただし学生時代からブランクがあったため、CodeNestと週1回のメンタリングを活用し、基礎の振り返りからアプリ開発まで段階的に学習を進める方針で学習プランを設計。

学習後 – 学習完了後、Next.jsとTailwind CSSを用いた、健康データ管理アプリを開発。その後は同時並行で進めていた自社プロダクトにて、2ヶ月間ハッチITのサポートを受けながら実際のプロジェクトの改修業務に携わり、プロダクトへの理解と実践的なプログラミングスキルを習得。

現在は保守・運用を社内で管理できる体制が整い、外部への費用を最小限に抑えた運用を実現している。本業と並行しても、AI学習×メンタリングにより継続率が高く、学習者が着実に成長している結果が見えている。

【学習者の声(一部抜粋)】

もともと学生時代に少しプログラミング経験はありましたが、実務としてコードを書くのはほぼ初めてで、正直不安もありました。

CodeNestでは、基礎の振り返りからアプリ開発まで段階的に進められたので、「分からないまま置いていかれる」感覚がなかったのが大きかったです。

特に、自社プロダクトの改修に実際に携わる中で、「このコードが何をしているのか」「どこを触るとどう影響するのか」を理解できるようになったことが、一番の成長だと感じています。

今では、軽微な修正や運用面の判断を社内で行えるようになり、プロダクトを“自分たちで管理している”感覚を持てるようになりました。

人材会社だからこそできる“プロダクトを支える人材づくり”―眞野CEOコメント

※写真左側は学習経験者、右側は眞野CEO

今回の取り組みでは、社内にITを理解し、プロダクトを継続的に支えられる人材を育てられたと感じています。

すべてを内製するわけではありませんが、どこを外注し、どこを自社で対応するのかを判断できるようになったのもプロダクトの進め方やコスト感は大きく変わります。我々は人材会社として、人を育て、事業を支え続けられる仕組みを作っていく必要があります。今後はこのスキームを派遣スタッフさんや求職者の方などへの展開も考えており、より多くの方のジョブチェンジや可能性の拡張を目指していきたいと思っています。

ディアスタッフ株式会社 代表取締役CEO 眞野 俊輔

さいごに

ディアスタッフ × Hatch IT のプロジェクトは、

「学習 → 実務 → 運用」を一気通貫でつなぐことで、プロダクトを“作って終わりにしない”体制づくりを目指した取り組みである。

CodeNestは、未経験者を即戦力エンジニアにするためのサービスではなく、プロダクトを理解し、支え、育て続けられる人材を育成する学習基盤として機能した。

本事例は、

  • プロダクトを持ちたいが、外注に不安がある
  • 社内にITが分かる人材がいない
  • 保守・運用コストを抑えたい

といった課題を抱える企業にとって、再現性の高いモデルケースと言えるだろう。

【株式会社Hatch IT会社情報】

所在地:東京都渋谷区
事業内容:アプリケーション、システム開発、設計、賃貸、販売及び保守。IT人材の育成・教育。人材紹介、転職斡旋
ミッション:「テクノロジー学習の“挫折”をゼロにし、新しい価値を生む人材を増やす」
提供サービス:

  • AI学習プラットフォーム Codenest
  • 企業向けDX人材育成ソリューション(エンジニア育成プログラム)

Codenest(コードネスト)について

https://lp.codenest.hatch-it.jp

  • 特徴:AIチューターによる完全個別最適化学習
  • 対象:未経験者〜若手エンジニア/DX担当者
  • 強み:
    • 挫折を防ぐAIフィードバック
    • いつでも学べる柔軟性
    • 企業実務と連動したカリキュラム
  • 実現できること:
    • DX推進人材の育成
    • 小規模開発の内製化
    • 現場部門のデジタル力向上
    • 成果が残るプロジェクト型学習
    • メンタリング×AIの二重サポートで挫折しない育成プログラム